ホットヨガでは、不妊に効果が期待できると言われています。
ここでは、ホットヨガと不妊のメカニズムや原因、ホットヨガが不妊の改善になる理由、オススメのポーズなどを合わせながら、ご紹介していきます。
なぜ不妊になってしまうの？
不妊の原因①排卵障害
不妊の原因は、女性ばかりではありませんが、排卵障害とは自力で排卵を起こす事が難しい状態の事を言います。
女性ホルモンの分泌量が少なかったり、卵巣がうまく信号を受け取れない事で、卵子が上手く育たず排卵が起こりにくくなってしまいます。
これは身体の冷えであったり、負担がかかる過度のダイエット、ストレスや喫煙などで、血流がうまくいかない事も関係しています。
その他にも、卵巣の表皮が硬く、卵子が外に出られなかったり、卵子の老化により上手に排卵されなかったりする障害もあります。
不妊の原因②卵管障害
卵管障害とは、卵巣と子宮を繋いでいる卵管の状態が細いせいで詰まったり、くっついてしまう状態になる事です。
パイプの役割をしている卵管が細いと、卵子と精子が出会う事がなかなかできなくなってしまったり、無事に結合できても受精卵の移動がしずらくなったりしてしまい、不妊の原因になるのです。
ですが、卵管は左右に2本あるので、片方が正常であれば、問題はないので自然妊娠が可能です。
不妊の原因②子宮着床障害
子宮着床障害とは、子宮に問題があり、着床しにくい状態である事がいえます。
これは子宮内膜症であったり、ポリープ、黄体ホルモンが分泌されないなどの問題がある場合があります。
着床のメカニズムは全てと明らかになっていないませんが、中でも黄体ホルモンが分泌されない原因の中には、運動不足であったり、自律神経の乱れなどが考えられます。
不妊の状態
不妊の状態と言うのは、妊娠を希望しているにも関わらず、一般的に言うと一年の間に避妊をしていない状態で性行為を行って妊娠が出来ない状態をさします。
夫婦の中で性生活が行われている中、半年で60～70％の確率、一年間で80％、二年間ではほぼ90％の確立で妊娠すると言われています。
卵管が詰まっていたり、精子がなかったりと医学的介入が必要な時は、期間は関係なく不妊とされます。
ホットヨガが不妊の改善になる理由とは
ホットヨガが不妊の改善になる理由は、体質を改善される事で、妊娠しやすい状況を作りやすくできるからです。
その効果には色々な物があります。
冷えの改善
常温のヨガとは違って、高温多湿のスタジオで行われるホットヨガは身体の冷えに対して効果があります。
もともとヨガをすると身体がぽかぽかと温まりますが、ホットヨガを行う事で、相乗効果を期待できます。
身体が冷えてしまう事で、妊娠するには大切な子宮の生殖機能を下げてしまいますが、ホットヨガで冷えを改善する事で、妊娠しやすい身体作りが出来ます。
ホルモンバランスが整う
ホルモンのバランスは、毎月の生理がきちんと来るためにとても必要な事です。
特にストレスなどをため、自律神経が乱れてしまうと、すぐにホルモンバランスが崩れやすくなり、生理が毎月きちんとした周期で来にくくなってしまいます。
妊娠するには、ホルモンのバランスを整え、生理を整える必要があります。
ホットヨガの落ち着いた動きや動作、リラックスできる環境は、自律神経を整え、結果ホルモンのバランスを整えてくれるのです。
肥満の防止
一見体形と妊活は関係ない様に見えますが、不妊と肥満は大きく関係しています。
不妊の研究によると、肥満体形の人は、標準体型の人より、妊娠がしにくいと言うデータがあります。
肥満は、身体の中にある脂肪細胞が大きくなっている状態です。
すると伴って卵巣の皮も厚みが増してきます。
厚みが増すと、排卵障害、卵子の発育不足などと言う状態が起こってしまいます。
また肥満体形になる事で、生理がきちんとした周期に来ない状態（生理不順）になってしまい、排卵のタイミングがずれたり、なかったりする事が起こりえるのです。
実際に肥満体形の女性は、生理不順で、なかなか定期的に生理がこない悩みを抱えている人も少なくありません。
そこでホットヨガに取り組む事で、ダイエットに繋がり、妊娠しやすい身体へとなりやすくなります。
ヨガと同様、ホットヨガを行うことで、子宮などの妊娠に欠かせない臓器を活性化させる効果を挙げることができます。
ホットヨガは子宮の生殖機能アップの効果も期待でき、骨盤矯正プログラムなどもあるので、骨盤のゆがみを直してくれ、血流がよくなり、正しい位置へと骨盤を治す事が出来ます。
不妊に効くヨガのポーズ
橋のポーズ
橋のポーズは、足と腰の筋肉をつかって骨盤底筋を鍛えることで、骨盤内の血流を良くする事ができます。
すると女性ホルモンを増やす事ができ、子宮の動きを良くする効果が期待出来ます。
また便秘にも効果がありリラックスを促進してくれるポーズです。
やり方は、まず仰向けに寝て、膝を立て腰幅に開きます。
次にかかとの部分が膝の下に来るまで足を動かし左右の足の裏を平行におきます。
そして身体をまっすぐに置きなおし腕は体側に置きます。
息をゆっくり吸いながら床を手のひらで押しながらお尻を持ち上げます。
さらに背中を床から離すようにし、おへをを高く持ち上げ股関節を伸ばすようにゆっくりと持ち上げます。
左右の肩を内側にひきよせ、肩で体重をささえます。
膝が外側にとならないように足の裏全体で床を押しながら太ももの内側をしっかり締めていきましょう。
そして胸を膨らませ自分の顔の方に向かって広げたら、その姿勢のまま3呼吸程度キープします。
ゆっくりと息を吐きながらゆっくりと床に背中を下ろします。
ポイントは、腰をそらさず、首を伸ばし過ぎないようにする事です。
合蹠のポーズ
合蹠のポーズは、骨盤を正常な位置に戻す事で子宮を正しい位置に導いてくれます。
すると血行が促進され子宮が活発に動いてくれる効果が期待できます。
また、子宮内膜があつくなる事で、着床しやすい状況を作りやすくなります。
このポーズは股関節のストレッチにもなり、自律神経が良くなる効果も期待できます。
やり方は、床に座った状態で膝をまげ、足の小指が床につくよう両方の足の裏を合わせます。
両足の親指をつかみ、ゆっくりと身体を引き寄せます。
この時足を押さえて、背筋をしっかり伸ばしてください。
股関節を緩めるようにしながら、両方のひざをゆらします。
動きを止めたら頭を上げ大きく息を吸い込みながら背筋を伸ばします。
そのまま頭を前に倒しながら息をゆっくり吐きます。
身体を曲げた状態で止まって、深呼吸をゆっくり繰り返し、身体を元の位置に戻します。
一連の動作を、焦らずリラックスしてゆっくりとする事がヨガのコツです。
妊娠したらどうなる？
妊娠したら、ホットヨガはどうなるかが気になるかと思います。
結論から言うと、妊娠するとホットヨガはしてはいけません。
スタジオでもNGとされています。
なぜかと言うと、ホットヨガで水分不足になってしまうと、脱水症状にかかりやすくなり、妊娠中は鉄分が不足しているので貧血の状態にもなりやすいです。
また、子宮を刺激することで収縮してしまい赤ちゃんにとってよくないからです。
なので、もし妊娠してからヨガをやりたい場合は、インストラクターや、お医者様と相談したのち、ホットヨガから、マタニティヨガに切り替える事をおすすめします。
マタニティヨガは常温ヨガなので安心できます。
時期はつわりが落ち着き安定期に入る15〜16週目までは安静にして、ヨガを再開してみてはいかがでしょうか。
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まとめ
いかがでしょうか？今回は、ホットヨガでは不妊の効果がある一方で、水分を取ったり、生活習慣を気をつけたりする事があったりする事が分かりました。
自分の身体とよく相談しながらホットヨガにチャレンジして、ぜひ楽しく妊活をスタートしてくださいね。
