女性から高い人気を誇るホットヨガですが、身体のむくみの緩和にも期待がもてると言われています。
ここではむくみのメカニズムや状態、ホットヨガがむくみに効果がある理由、むくみに効果があるヨガポーズなどを合わせてご紹介していきます。
ぜひ参考にしてみてくださいね。
なぜむくんでしまうのか
むくみの状態とメカニズムとは
むくみとは、細胞と細胞の間に細胞間液が血管に戻らず余分な水分としてたまってしまう事をさします。
これは静脈が詰まってしまったりリンパ液がスムーズに流れなかったりすると起こりえます。
ようは血液やリンパ液の流れが妨害される事により起こる現象なのです。
人間の体内には、静脈、動脈、リンパ管がめぐらされています。
心臓から送られてきた血液は動脈を通過しながら体内の隅々まで行きわたっています。
血液の血しょう成分が細胞間液と言う液体となり、それぞれの細胞に栄養や酸素などを届けていきます。
そして届け終わった血しょう成分は、今度は二酸化炭素や老廃物などを回収していき、再び血液の血しょう成分となり静脈やリンパ管を通りながら心臓へと戻っていくしくみになっています。
もしこの時、静脈が正常に機能していないとリンパ管に送られる細胞液の量が増えてしまうのです。
ホットヨガががむくみの改善になる理由
リンパの流れや血行をよくしてくれる
仕事などで長時間同じ姿勢で座っていると足がむくんでしまうことがあります。
主に立ち仕事などについている仕事をしている方は、足に水分が溜まりやすくなるためむくみやすくなります。
ホットヨガのスタジオは高温多湿の環境なので、身体全体が温まり全身のリンパの流れや血行を促進してくれます。
またホットヨガをすることで老廃物を体の中から排出してくれることで、体の中の水分の通りを良くしてくれ、むくみを解消の手助けをしてくれます。
筋肉・インナーマッスルを鍛える
筋肉が少ないことでリンパや血液を押し出すポンプ作用がうまく機能せず、むくみやすい身体になってしまいますが、ホットヨガでヨガポーズを取ることによって、しなやかな筋肉を手に入れることができます。
これによりポンプ作用がうまく働くようになりリンパや血液の流れが正常になることでむくみを改善してくれるのです。
また、むくみとインナーマッスルにも深い関係があります。
インナーマッスルとは、身体の様々な部位にあり肩の回旋運動を行っている肩関節や、体幹とバランスを保っている脊柱、日常生活の中で行っている、歩いたり走ったりする上で支えてくれている股関節、腹部などに集中しています。
このインナーマッスルをホットヨガで鍛えることで身体の内側から温める力をつけてくれ冷え性が改善される事で、むくみにも効果が期待できるのです。
悪い姿勢を正し、身体のゆがみを整えてくれる
猫背などの日頃の姿勢の癖などで、骨盤や背骨が歪んでしまうことがあります。
その結果身体を巡るリンパや血液の流れが悪くなってしまうことで、歪みが生じてしまい、むくみやすくなってしまいます。
ホットヨガは、ヨガポーズをとる事で全身の筋肉を使います。
すると本来あるべき状態へと身体が自然に戻り、詰まっていたリンパや血液の流れが解消されむくみ改善の効果が期待できるのです。
ホットヨガでむくみが悪化する原因
ヨガポーズを間違っている
ヨガポーズを間違ったまま覚えてしてしまうと、かえって自律神経を乱してしまったり怪我をしてしまうことがあります。
ホットヨガは正しいやり方をすると効果が期待できますが、間違ったポーズをしていると効果が出ないだけでなく逆にむくみが悪化する原因になるので注意をしましょう。
間違った水分の摂り方
ホットヨガでむくみが悪化したと思っている原因の一つに、間違った水分の取り方があります。
水分というのは摂りすぎでも摂らなすぎてもいけません。
身体が水分不足の場合は、体内が危機モードになってしまい、水分を溜め込んでしまうことで、水分が滞ってしまいむくんでしまうのです。
逆に取りすぎてしまうと血液の中の水分量が増えることで、余分な水分が血管から細胞に染みててしまって、細胞間に水分が溜まってしまうので身体がむくんでしまうのです。
ホットヨガで推奨されている水分の取り方は1レッスンで500ミリリットルから約1 L の水分をとることです。
スポーツ飲料でも問題はありませんが、糖分が入っているのでダイエットをしているかたなどには特に注意が必要です。
緑茶やコーヒーなどにはカフェインが入っているので利尿作用があります。
ホットヨガスタジオで一般的に推奨されているのはミネラルウォーターです。
生活習慣の乱れ
生活習慣の乱れが原因の可能性もあります。
塩分の摂りすぎはむくみと関係があります。
人間の体の中は常に塩分の濃度一定にしようと動いています。
そこに過剰な塩分が入ってくることでそれを薄めるために水分を体の中に溜め込んで濃度を一定にしようとする働きが動いてしまい、むくみに繋がるのです。
食生活などには十分気を付ける事で、ホットヨガの効果をあげる事が期待できます。
むくみに効くヨガのポーズ
英雄のポーズ
まずヨガマットを用意します。
そしてヨガマットの上の方に立ちます。
右足を軸にして左足を一歩下げます。
この時左足のつま先はななめ45°に向けた状態にします。
右の膝にゆっくりと踏み込みを加えて、膝がかかとに一直線になるように形を作ります。
左手を左の太ももに置き、右の手はゆっくりと天井にあげます。
この時視線は天井を見るようなイメージです。
胸を大きく開きますが背中はなるべく丸めないように注意します。
呼吸は鼻から吸って鼻からゆっくりと吐くような感じです。
これを数回繰り返した後ゆっくりと手を下し元の体制に戻ります。
足すっきりヨガのポーズ
足スッキリヨガは、足がむくんでいる方や、仕事などで足が全体的に疲れている方などにオススメのヨガです。
まずマットを用意して、リラックスした状態で仰向けに寝ます。
両膝を両手でゆっくりと抱えます。
その状態で膝を大きく回していきましょう。
この時、頭はマットにつけたままにしておきます。
ぐるぐると何回か回したら反対側も同じように回していきます。
終わったら手足をゆっくりと伸ばして上でバタバタと揺らしていきます。
この動作をする事で手足の末端に溜まっている血液を心臓に戻すことができます。
両手を膝に置いてかかとをトントントントンと叩くような感じで太ももに刺激を与えながら落とします。
そのままゆっくり足を曲げた状態にして、右足のくるぶし辺りを左足のかかとに乗せます。
そのまま膝の裏側にあたるようにスライドさせていきます。
この動作で足の裏側の血液を流していきます。
反対側も同じようにします。
ふくはぎには色々な筋肉があるので外側、内側と場所を変えてスライドするのもおすすめです。
ふくらはぎは第二の心臓と呼ばれておりふくらはぎの血液を促進することで、むくみの改善に期待が持てます。
おすすめホットヨガスタジオ
冬など寒くなってくると、無意識のうちに寒くて力が入ってしまう事があると思います。
特に股関節、骨盤周りなどは下半身の血液の循環などに大きくかかわっています。
LAVAでは店舗により「冬のむくみ解消ヨガ」なども期間限定でおこなわれているので、股関節をゆるめてくれるヨガでストレッチをしながら冷え性の改善に役立てたり、むくみの改善への期待がもてます。
ホットヨガスタジオのLAVAは、全国各地に多くスタジオを持っています。
ワンコインで出来る手ぶらヨガや、店舗によって女性専用スタジオがあるなど、充実した施設やアメニティ、充実した多彩なプログラムが揃っています。
親身になってくれるインストラクターの方や、スタッフが揃っているLAVAをぜひ体験してみてはいかがでしょうか?
まとめ
いかがでしょうか?ホットヨガをする事でむくみが改善されるのかを検証していきました。
むくみは様々な理由からむくんでしまう事がお分かり頂けたと思います。
ホットヨガをしながら、ストレスや食生活など、生活習慣などに気をつける事で、むくみの緩和効果を高める事が出来るので、ぜひホットヨガライフをスタートしてみてはいかがでしょうか?